AKA治療

AKA治療とは

AKA治療とは整関節の運動学に基づいて、関節の遊び、動きに伴う関節面の滑り、回転、回旋などの関節包内運動の異常を治療する方法です。
AKA=Arthrokinematic Approach(アルスロキナマティックアプローチ)と言い、日本語訳で「関節運動学的アプローチ」と言います。
AKAは今から約25年前に博田節夫医師が動きにくい関節を無痛で治療するために開発に着手され、その過程で痛みにとても有効であることを発見されました。
そしてその治療手技はどんどん進歩し、現在も進化し続けている治療法で、手で行う徒手医療に分類されています。
博田先生らの研究により関節の痛みの約85%はこの関節機能障害により起こることが分かりました。
AKA医学会HP
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関節機能障害とは

関節の構造は右図の通りであり、骨の端に軟骨があり、関節包という袋で包まれています。
本来関節包はひざやひじを動かしたときにわずかに動き、その運動を関節包内運動といいます。
関節包内運動に何らかの障害が生まれると関節の中でずれが起きて炎症を起こしてしまい、動きが悪くなるのですがこれを関節機能障害と言います。
関節機能障害により、関節反射という反射が起こり、これにより痛みやしびれ、コリなどが生じます。
関節機能障害とは

関節機能障害の種類

①関節機能異常

関節機能障害の中で比較的症状の軽いもの。関節面の動きが悪くなる症状。AKA治療によって1~3週間程度で症状が改善されます。

②単純性関節炎

3~8歳の子供に起きやすく、仙腸関節に強い痛みの症状が現れます。原因がわからない場合が多く、突然股関節や膝、太ももが痛みに襲われたりします。AKA治療によって2~3ヶ月程度で症状が改善されます。

③関節炎特殊型

特殊な痛みと自律神経症状(目のかすみ、めまい、耳鳴り、吐気、多汗、無汗、自覚的及び他覚的熱感、冷感等)を示すことが多いです。AKA治療によって2~6ヶ月かかることがあり、治療始めは効果は出づらく、治療を重ねていくうちに徐々に効果が出始めます。再発を繰り返しやすいため、現状で一番効果がでやすいと言われている治療法がAKA治療です。このタイプは老化が原因のものと、体質的な関節の弱さが原因のものと2種類あります。

AKA治療の流れ

当院ではかみ合わせ治療とともにAKA治療も行っております。
関節の動きをよくしていくことで体のずれやゆがみが改善され、かみ合わせも同時によくなるためAKA治療はかみ合わせ治療には必須です。一般的にはベッドで仰向けになりヒアリングや身体チェックをしたのち、横向けになり骨盤あたりから徒手治療を行っていきますが、あくまでも患者様に合わせた治療を行います。重点的に施術してほしい箇所、早急に施術してほしい箇所などがございましたら遠慮なくお申し付けください。
施術